よく「行く一月、逃げる二月、去る三月」なんて言いますが、今年の一月は時間の流れがいつもよりゆっくりに感じました。
でも、一月末あたりから気付いたらもう二月も中旬に差し掛かろうとしています。
結局、上記の言葉の通りになっていました。
時間の流れが早く感じてしまうのは仕方がないけれど、何もしなかったという無駄な時間にはしないように気を付けたいですね。
というわけで、この時期にして2016年の初めての記事になります(^-^;)
今日はモルダーという木材加工機械についての記事です。
まず、モルダーとはどんな機械なのか?
モルダーとは、設定した寸法に木材を四面削ることができる機械です。
丸太を材木に加工するまでの工程は【製材→乾燥→修整→仕上げ】となっていますが、モルダーは【仕上げ】の部分で活躍する機械です。
上記工程の【修整】の部分では木材は、左の写真のような
帯鋸で挽きっぱなしのざらざらした状態です。
モルダー掛けすることで、建築現場やホームセンター等で見かける、左の写真のようなツルツルした材木になります。
ツルツルの材木にすることも大事なのですが、モルダー掛けの一番の目的は材木を決まった寸法にすることです。
【乾燥】の工程で木材は縮小や反り等の問題が発生したりします。
その問題を後の工程で修整できるように、【製材】工程では予め大きめの寸法にしておきます。
そのため、【乾燥】が落ち着いた時点でモルダー掛けを行って、材木を仕上げたい寸法に削ります。
こういうことから、モルダー掛けはとても大事な工程です。
モルダーについての話はここまでなのですが、なぜこのような話をしたかというと、我が社のモルダーの調子がとても悪くなってしまったからです。
前から調子は良くなかったのですが、誤魔化しながら(安心してください、製品には問題ありませんよ)使っていたものの、ついに誤魔化しきれない状態になってしまいました。
どう調子が良くないかというと、設定通りに削れないのです。
ここまで読んでいただけた方には、それがどれだけ大問題かわかっていただけると思います。
目盛と刃に差が生じているようで、設定と1~3mmくらい違う寸法に削れてしまいます。
これが毎回同じ差になるならそれを踏まえた設定をすれば問題ないのですが、設定する度に違うから困ったものです。
なので設定した一発目はだいたい失敗してしまい、その削れた製品の寸法を見ながら再設定します。
再設定してもうまくいかない場合もあるので、しばらくは削る度に製品の寸法を測って、時間もかけて気も使ってモルダー掛けを行っています。
材木の仕上げ段階の機械がこんな調子じゃあ・・・でも。
安心してください、新しいモルダー注文してありますよ。
ちょうど1週間後に我が社に届きます。
それまで大変ですが、寸法のチェック多めで頑張ります!
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