2016年2月26日金曜日

【製品紹介】お祭りの屋台のテコ棒

我が社がある島田市内の旧金谷町エリア。

ここでは2年に一度、金谷茶まつりが開催されます。

各支部も準備を進めていて、街全体の雰囲気も心なしか賑やかになっているように感じます。


そんななか、第弐屋台からテコ棒の注文をいただき、本日納品しました。





















テコ棒というのは、屋台の向きを変えるときに使う棒です。

強度を求められるので樹種は樫です。

テコ棒で大きな屋台の向きを変える姿はなかなか圧巻です。

お近くの方は是非見にきてください♪

今年の開催日は4月9・10日です。

2016年2月22日月曜日

【木材加工機械】新モルダー元気に運転中

前回の記事に書いたモルダーに関してですが、設置も無事に完了して元気に運転中です。

















加工寸法のズレもなく、思い通りのモルダー加工が可能になりました。

加工する度にいちいち寸法の確認もしなくて済むので効率もアップします。



我が社では持ち込み品のモルダー加工も承りますので、お気軽にお問合せください♪

詳細は連絡いただければと思いますが、加工可能寸法は巾210mm、厚み150mmです。

2016年2月11日木曜日

【木材加工機械】モルダーという機械と、我が社のモルダー事情

よく「行く一月、逃げる二月、去る三月」なんて言いますが、今年の一月は時間の流れがいつもよりゆっくりに感じました。

でも、一月末あたりから気付いたらもう二月も中旬に差し掛かろうとしています。

結局、上記の言葉の通りになっていました。

時間の流れが早く感じてしまうのは仕方がないけれど、何もしなかったという無駄な時間にはしないように気を付けたいですね。

というわけで、この時期にして2016年の初めての記事になります(^-^;)


今日はモルダーという木材加工機械についての記事です。

















まず、モルダーとはどんな機械なのか?

モルダーとは、設定した寸法に木材を四面削ることができる機械です。

丸太を材木に加工するまでの工程は【製材→乾燥→修整→仕上げ】となっていますが、モルダーは【仕上げ】の部分で活躍する機械です。


上記工程の【修整】の部分では木材は、左の写真のような
帯鋸で挽きっぱなしのざらざらした状態です。









モルダー掛けすることで、建築現場やホームセンター等で見かける、左の写真のようなツルツルした材木になります。








ツルツルの材木にすることも大事なのですが、モルダー掛けの一番の目的は材木を決まった寸法にすることです。

【乾燥】の工程で木材は縮小や反り等の問題が発生したりします。

その問題を後の工程で修整できるように、【製材】工程では予め大きめの寸法にしておきます。

そのため、【乾燥】が落ち着いた時点でモルダー掛けを行って、材木を仕上げたい寸法に削ります。

こういうことから、モルダー掛けはとても大事な工程です。


モルダーについての話はここまでなのですが、なぜこのような話をしたかというと、我が社のモルダーの調子がとても悪くなってしまったからです。

前から調子は良くなかったのですが、誤魔化しながら(安心してください、製品には問題ありませんよ)使っていたものの、ついに誤魔化しきれない状態になってしまいました。

どう調子が良くないかというと、設定通りに削れないのです。

ここまで読んでいただけた方には、それがどれだけ大問題かわかっていただけると思います。

目盛と刃に差が生じているようで、設定と1~3mmくらい違う寸法に削れてしまいます。

これが毎回同じ差になるならそれを踏まえた設定をすれば問題ないのですが、設定する度に違うから困ったものです。

なので設定した一発目はだいたい失敗してしまい、その削れた製品の寸法を見ながら再設定します。

再設定してもうまくいかない場合もあるので、しばらくは削る度に製品の寸法を測って、時間もかけて気も使ってモルダー掛けを行っています。


材木の仕上げ段階の機械がこんな調子じゃあ・・・でも。

安心してください、新しいモルダー注文してありますよ。

ちょうど1週間後に我が社に届きます。

それまで大変ですが、寸法のチェック多めで頑張ります!